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水辺のまちを教室に。レイクアンドピースと埼玉大学が描く“共創のまちづくり”

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水辺のまちで、学生・住民・企業が交わる“共創の学び”を実現


越谷レイクタウンを拠点に、地域・行政・企業・教育機関をつなぐまちづくり会社・レイクアンドピース株式会社(以下、L&P)は、2025年11月2日、埼玉大学「まちづくり演習」(担当:深堀清隆准教授)の授業において、地域住民と学生が語り合う対話型ワークショップの企画協力と運営支援を行いました。


L&Pはこれまでも、「水辺deベンチャーチャレンジ」や「浮く畑」など、水辺の環境と暮らしをテーマにしたプロジェクトを展開。「レイクタウンミーティング」ではレイクタウンのまちづくりを市民が考えるワークショップを重ねています。また、L&P 代表の小林利恵子は、「近未来ハイスクール」などで世代を越えた対話の場づくりに取り組み、地域の学びや交流を支援してきました。


■ まちの“リアル”が学生の構想を動かす


授業がちょうど構想検討の中盤に差しかかるタイミングで行われた今回のワークショップ。学生たちが地域の実際を知ることで提案を磨くことを目的に、越谷で活動するゲストが招かれました。


登場したのは、歯科医でありL&P 取締役の藤田融、L&P 共同代表の畔上順平、レイクタウン北自治会の中村氏、デザイナーの高浜夫妻。


藤田は「まちに“何を・なぜ”つくるのか」と目的の本質を問うコメントで思考を深め、畔上は「(発表の中には)私たちがすでに取り組んでいることも多い。学生にはその一歩先を見せてほしい」と語り、現場の実践者として次世代にエールを送りました。中村氏からは、「駅まで15分歩くのは苦ではない。駅から遠い=不便とは限らない」と、学生が抱きがちな前提を覆す生活者の視点が語られました。高浜夫妻からは、飲食店や行政機関の少なさなど、学生が感じていた課題を裏づける具体的な指摘がありました。


地図やデータだけでは見えない“まちの肌感覚”を知る時間となり、学生たちの表情には納得だけでなく、「こんなアイデアもできるかも」といった前向きな熱が広がっていきました。



■ “学びと実践をつなぐ”まちづくり会社として


今回の授業支援は、L&Pが大切にしている、「人をつなぎ、水辺の豊かな日常をともにつくる」という想いを体現する取り組みです。L&Pは今後も、行政や教育機関、地域企業と連携しながら、水辺を起点に人と学びが交わる社会実験や共創のまちづくりを進めます。そして、こうした小さな対話と実践の積み重ねから、地域に新しい協働のかたちをともに育てていきます。


学生による成果発表は2026年2月1日(日)午後、越谷レイクタウン「水辺のまちづくり館」で予定されています。



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